2022年に読んでよかった漫画たち

今年は774冊の漫画を購入した。

昨年は455冊だったから、めちゃくちゃ増えた。

たくさん読んだなーという感覚はないので、結構な冊数を積んでそうだが、読んでよかった漫画をまとめる。

読みはじめてよかった1巻たち

ふしぎの国のバード

英国人冒険家イザベラ・バードが横浜から蝦夷へ旅していく中で、明治初期の日本の文化や人々を描いていく話。

『日本奥地紀行』が下敷きになっている漫画。

この漫画の面白さは主人公バードの純粋さにある。

「あー、この人は本当に旅行や冒険が好きなんだ。」というのが随所に感じられていい。

命より、旅の楽しさを取ってしまいそうな危うさもあるのだが、そこに揺さぶられる。

ショーハショーテン!

熱血 x 漫才 を描く作品で、漫才の甲子園である「笑-1甲子園」を目指す高校生たちの話。

漫才をジャンプに掲載するとこうなるよねという王道作品で、多くの人にオススメできる。

週末芸人

『ショーハショーテン!』がストレートな王道なら、こちらは変化球な作品、

芸人の夢を諦め、社会人として働いていた主人公が再度アマチュア芸人として舞台に立っていく話。

あかね噺

熱血 x 落語 を描く作品で、17歳の女子高生が真打を目指す話。

『ショーハショーテン!』との違いは主人公を含めて、全員がプロとして描かれている点である。

噺のうまさだけでなく、プロとしてどういうふるまいをするべきかという点についても丁寧に書かれているので、フィクションかもしれないが、落語家という仕事を知れるのが良い。

セシルの女王

16世紀のイングランドを舞台とした本格歴史漫画。

あさひなぐ』の著者であるのこざき亜衣先生の次回作なのだが、振り幅がすごい。

レッドブル

数年前までだったら、絶対に主人公をやるであろう、ポジティブで、底抜けに明るく、誰にでもまっすぐ向き合う、爽やかキャラが敵な作品。

主人公は対極に陰湿なキャラで描かれており、上記の爽やか敵キャラを「一発殴りたい」という理由だけで総合格闘技を始める。

キャラ設定も、総合格闘技を始めるモチベーションも普通な漫画ではなく、尖っている。

その尖りがあるのに、読みやすい漫画になっていて、ぜひ手にとってほしい。

カモのネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義

LIAR GAME』 x 行動経済学

生活保護特区を出よ。

この漫画の良さを言語化できない。

表紙が刺さった人は手にとって見てほしい。

継続しておすすめ

ウマ娘 シンデレラグレイ

競馬が趣味である文脈があるから、気に入っているのは否めないが、スポーツ漫画としてオススメである。

銀の夢 オグリキャップに賭けた人々 (講談社文庫)』を読んだこともあり、大ハマりしている。

『シンデレラグレイ』を読んでいる方はぜひ上記の本を読んでみてほしい。『シンデレラグレイ』をより深く楽しめる。

ドラフトキング

ストレートな野球漫画は飽和していることもあり、スカウトを軸においた作品。

フラジャイル

医療漫画は瀕死な人を助けるというだけで物語になってしまうので、どういうプラスαをのせるのかが各作品の楽しみだと考えているが、

この作品は珍しい診療科である病理にスポットライトをあてた作品。

主人公はトゲがあるキャラなのだが、徹底的に医療と患者に対して真剣なので推せる。

ブルーピリオド

よい。